はじめに
野良ちゃん達の、過酷な生活環境で生き残るのは、大多数が雌ですが、数少ない雄は、体格も大きく、大変な繁殖力を有しており、後のことなど知ったことかと、種をまき散らし、一夫多妻のハーレム状態です。
ネコは年に3回、平均4頭を出産しますので、全てが生き残るわけではありませんが、里親になって頂ける人に比し、子猫の数は圧倒的に供給過剰です。
子猫は生後4か月を過ぎると、急速に大人びてきますので、それまでに人慣れさせ、捕獲し、実際に見ていただかないと、里親さん成立の、困難の度合い高まります。
日進市にある、私の作陶工房の縁の下を中心に展開される、野良ちゃん達の騒動記を、4話にまとめました。
動物愛護の精神も、現実な成果をあげるには、大変苦労が多いですよ。
野良ちゃん騒動記
SCR協会
ネコは、概ね8歳くらいまで妊娠しますが、野良ちゃんの厳しい生活環境がらして、5年間を繁殖期間とすると、年12頭の5年間で、60頭出産することになります。
SCR協会では、麻酔料金程度の寄付行為で、手術を行い、発足より今日まで,1460頭余の手術実績をあげ、今日も継続中です。
1460頭余の内、そのほとんどが雌ですから、1460頭が、年間60頭出産すると仮定すると、約8万8000頭の、不幸な子猫の出産を、防止したことになります。
名古屋市の動物愛護センターは、人員XX名、年間予算XXXXXXX円ですから、1460頭の避妊実績は、市政に対する、巨額の貢献になります。