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処方食は、問診でなく、必ず獣医師の直接の診察のもとで

療法食、処方食とは、文字通り“食物による医療行為”です。

獣医師の“診察が不可欠”になっていますので、主治医の病院で入手してください。

通販で,減量用の“処方食なる物“を購入し、与えたら、下記のようになりました。

 

ストレスによる、重度の脱毛

ネコはストレスを感じると、気持ちを和らげる行為として、下腹部や体側など、舌の届く範囲を、四六時中舐めます。

約1週間の内服が、有効です。

 

白内障は目薬で治す

白内障は、イヌにも大変多い病気です。

イヌには“極めて有効な点眼薬”があります。

私が名古屋大学の医学部で、博士論文の為の研究中に、たまたま、副産物として見つかった薬剤です。

効果は、白濁した水晶体の混濁物が、ビー玉のように凝縮され、眼底に光が届き、網膜が機能するようになります。

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混濁が下方で凝縮
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混濁が中央で凝縮し網膜が見える(視力回復)

椎間板ヘルニアのほとんどは、点滴で治る

椎間板ヘルニアは、人の医療でも、最近では手術はほとんど行われなくなりました。

人の脊髄は、腰椎の2番以後は、馬尾(馬の尾っぽ状)なので、椎間板が突出しても、神経の逃げ場があり、その内突出物は、マクロファージが、貪食してくれます。

イヌでは、ダックスフンドに圧倒的に多くの症例がみられ、イヌの脊髄は、人と異なり、腰椎の最後まで馬尾でなく、棒状なので、椎間板が突出すると、脊髄の逃げ場がなく、圧迫をまともに受け、後躯麻痺などのひどい症状がでます。

脊髄卒中の様な、短時間で脊髄が損傷される場合を除き、今では下の写真ように、手術不要で、ほとんどの症例が正常歩行を取り戻します。

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5月9日 突然立てない
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ただちに”静脈注射4回”
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5月11日 右足でどうにか起立

過去の多数の完治症例の中でも

”良化速度・・きわめて迅速”

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5月16日 両足でどうにか起立

”ヨチヨチと歩行

回復速度・・・きわめて早い

通常はもう少し時間がかかります

眼がしらの“慢性の涙焼け”は、眼瞼の先天性異常 “手術で治る”

眼瞼の、眼がしら側の三分の一程が、内側(眼球の方)に反転し、まつげが眼球に当たり、常に目にゴミが入ったような刺激があり、涙焼けが生じます。

涙焼け猫眼横から